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建築設計製図特論課題「夫婦と子供二人:大きな吹抜のある家」

火曜日, 7月 30th, 2013

ホームズは現在、T大学の大学院に在学中。建築設計製図特論のN先生から、木造住宅の設計課題がでました。建築にかかわる学生なら誰もが経験するこの課題に、○年ぶりにホームズも取り組みました。
設計条件は、北面と東面を道路に接する角地、家族構成は40代共働き夫婦と子供二人(中学2年生男子と小学5年生女子)、木造2階建ての在来木造軸組構法(無垢材の軸組を用いて構造の構成が見えるような住宅が望ましい)、延床面積130㎡程度です。せっかくなので、長期優良住宅の認定基準を満たすことも条件に加えました。提出物は、各種図面(配置図・1・2階平面図・断面図・立面図・床伏図・小屋伏図など:1/50)と模型:1/100です。

ホームズのプランは、共働き夫婦と思春期の子供たち、一緒に過ごす時間が少ない中で共有できる空間をメインに考えたものだそうです。北面・東面は道路沿いのため開放性を抑え、庭に面した南面には大きな開口と吹抜をもうけました。これにより明るい大空間のリビングが実現しました。
長期優良住宅の設計と図面作成には、ホームズの会社の「構造EX」を使用しました。このプランの目玉である大きな吹抜を実現させるために、床倍率で苦労をしたようですが、リアルタイムに計算結果が表示されるので効率的に作業をすすめていました。また、3D画像でプランを確認できるので、常に完成イメージを意識できていたようです。「構造EX」のデータはDXFデータにも簡単に変換できるため、JW-CADと連動させて提出図面の細かい表現にもこだわることができました。

その後、模型作成。細かい作業の連続となり、数日間はスチレンボードやカッターとの睨み合いが続きました。昔確かに杵柄は取ったはずと思いつつ、気がつけば夢中になっていて、スリット階段・表しの梁など、1/100スケールにもかかわらず、つい細かい部分までつくり込んでしまったそうです。

模型写真_2 模型写真_3