ホームズ、みちのく旅 ~オガールプラザ建方見学~

2012年1月、岩手県紫波町の大規模木造公共建築「オガールプラザ」の建方現場見学会に参加したホームズ。

「オガールプラザ」とはホームズが師事するT大学のI教授が建設に携わった大規模木造公共建築物で、 図書館・産直販売所・子育て支援施設・音楽スタジオ・店舗などを含んだ官民複合公共施設だそうです。

建物は木造とRC造の平面混構造2階建て。面積の大半を占める東西棟と中央棟は燃え代設計による準耐火木造で、RC耐火構造の連結棟を2箇所はさんで別棟通達により約6,000㎡の大規模木造を実現させています。 木造棟の1階部分の梁材はカラマツ中断面集成材+住宅用プレカット梁受金物を使用し、マンサード型の2階部分は方杖付2ヒンジ山形ラーメン架構を390mm成のカラマツ中断面集成材2丁合わせでスパン28mの屋根をとばしており、 住宅用中断面集成材とプレカットを利用した最小限の材積による合理的架構によって、RC造よりも低コスト化を図っています。

オガール1

防耐火や構造の現行法規の範囲内で合理的な木造架構を実現させる技術がちりばめられています。みちのく路にて公共建築物木造化の推進・普及をますます願うホームズなのでした。

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