2013年3月、T大学の建築事例研究実習で熊本を訪れたホームズ。 今回の見学先は、熊本県山鹿市の鹿北小学校です。 近隣の3つの小学校が統合されて新しく竣工する小学校だそうです。 緩やかに傾斜する地形をいかして、隣接する鹿北中学校や公共施設とつながっているので、 さながら地域の人々が小中学生を育む『まちの学校』のようです。
木造+RC造の平面混構造2階建ての校舎は、天井が高く開放的。天井はトラス構造です。木造の間にRC造のコアを挿入することにより、全体を4つの棟とした大規模木造小学校となっています。 外観も屋内も木の温かみを感じられる造りになっています。
校舎はロの字型となっていて回遊性があり、ぐるぐる回りたい小学生児童にはうってつけの設計です。 一日の多くを過ごすクラスルームは南に面していて、暖かく過ごせそうです。 風や光が通り抜ける中庭やピロティーでは、学校内にいても周辺の豊かな自然を感じることができます。 近頃の小学生はこんな素晴らしい環境で勉強できるのですね。うらやましい!